『先入観』というものは、どなたにでも備わっているものです。
『先入観』を持つことで、人はさまざまな問題に遭遇します。

先入観

・見た目や雰囲気だけで、人を判断してしまう。
・たまたま態度が悪い店員を見ると、「この店はろくでもない」と判断してしまう。
・ニュースを見ると、世の中辛いことばかりと思ってしまう。
・影響力がある人からの発言は、「正しい」と判断してしまう。

このように、私たちは、多かれ少なかれ先入観が備わっています。
そしてこれは、年齢と共に増す傾向があります。
だからといって、「年寄りは頑固だ!」も先入観ですからね(笑)

ですが、年齢と共に、先入観が増すのは、それなりに理由があります。
まず、脳は記憶容量に限界があります。
そのため、先入観無しで、全ての情報(観察事項)を脳にインプットした上で判断するというのは、脳にとってかなりの負担なのです。
だからこそ、年齢と共に記憶力が衰えてくれば、それだけ脳に負担を与えないよう、先入観でなるべく余分な記憶を避けるようカバーするわけです。

このように、先入観そのものは、意味があって存在しているわけですが、この先入観は、ご存じの通りデメリットになることがしばしばあります。
特に、カウンセラーという職業では、この『先入観』がデメリットとして顕著にあらわれます。

分かりやすいところでは、『クライアントを決めつける』というものです。
実は、決めつける方が、カウンセラーの脳にとっては、楽だったりします。
その理由は、先ほどの記憶の説明で、お伝えした通りです。

観察すればするほど、脳に莫大な情報量を送ることになりますので、脳に負荷が掛かります。
そのため、観察しない方が、実は楽ちんなのです。

カウンセラーの先入観でわかりやすいところでは、

「とりあえず、悩んでいる人は、親との関係だからインナーチャイルド癒しでいいや!」
「目の前の困ったちゃんは、あなたの鏡なんだから、あなたに問題があるんですよ!」

みたいな感じですね。
これらは、カウンセラーにとって、とても楽ちんコースです。
ですが、この楽ちんコース、クライアントにとっては、たまったものではありません。
ですから、プロのカウンセラーは、観察を怠ってはいけないのです。

観察とは、心理学や自分自身の思いという、先入観を排除して、目の前の人をよく観ることです。
そしてこれは、カウンセラーとしてステージアップできるかどうかの鍵のひとつかなと思います。

参考になれば幸いです!


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